ボウリングを誰でも楽しめるように

車いすユーザーを始め、だれもが一緒にボウリングを楽しむための機器、「INUCOLO(イヌコロ)」を株式会社西川精機製作所さんとともに開発、普及活動をするプロジェクトを行っています。

INUCOLOとは

ボウリング場によっては投球補助スロープが用意されているところもありますが、据え置き型がほとんどで、他者にその位置をセッティングしてもらい、ユーザーはその上にあるボールを手で 押し出す仕組みです。(下写真)

一般的な投球補助スロープ

INUCOLOはその場で簡単に車いすに取り付けでき、機器の上部に置いたボールを車 いす操作により投下します。(原案 篠原勇氏) スピードや位置関係などユーザー自身のコントロールが要求されるため、ゲーム性はより一層高 まります。電動車いすユーザーなど手でボールを押し出すことが困難な方も使用できます。

INU Project  ×町工場の熱意と技術力

共同開発・製作してくれているのは板金加工や溶接などを手がける(株)西川精機製作所さん(東京都江戸川区、西川喜久社長)です。以前から存在する、介助者にセットしてもらうタイプのボウリング投球補助器をみて、「もっと楽しめるものをつくりたい」と独自に開発しておられました。INU Projectでも試作を重ねていましたが、自分たちで製作するには限界を感じていました。そんなとき、たまたま知人から西川精機さんのことを聞き、この会社さんなら私たちがやろうとしていることを理解してくれるかもしれないと思い、コンタクトをとりました。すると想像以上に面白がってくれ(笑)、ありとあらゆる改良を重ねてくださり、今日の形に至りました。
(日刊工業新聞掲載記事 https://newswitch.jp/p/15744

遊び方はいろいろ

動画は試作機の段階のものですが、遊び方の紹介です。

取り付けは車椅子の前輪または足台付近にクリップで留めるようになります。
あとは車椅子を動かす反動で台の上のボウリング玉が
下へ転がり落ちるようになっています。

途中でおふざけしている場面もありますが、遊び方は自由です。


クラウドファンディング達成しました!

クラウドファンディング(zenmono)の詳細はこちら。

車椅子用のボウリングスロープ「INUCOLO」を広くいろんな方に知ってもらうため、そして開発資金を集めるためにクラウドファンディングに挑戦しておりましたが、お陰様で目標達成しました。
ご理解頂きましたことに、心より御礼申し上げます。

INUCOLOは幼児から高齢者まで、学生さんからスポーツマンまで、そして車椅子ユーザーや力が弱い方まで、どなたも一緒に遊べます。
これが特別なことではなくて、誰でも楽しめるものになってほしいなと思っております。

新しい遊びを生み出したいというクリエイターの方、
ボーダレスな遊びを教育の場面に生かしたいという先生、
日頃の活動に変化をつけたいと考えている施設関係者の方、
顧客数を伸ばしたいボウリング関係者様、プロジェクトを一緒に進めていきませんか。